HTKをlinuxにインストールしたときのエラーについて。そして若干の考察。

先日、HTK3.4.1をlinuxにインストールしようとした際、エラーの嵐に苦しめられたので、
その時の対処法をまとめておきます。



1.まず、HGrafがだめなど言われた時。
suzukimasayuki - suzukimasayuki@HTK
によるとX関係のトラブルとのことなので、
XOrg-libs XOrg-devel XOrg-gl-devel glut-develをインストールします。


2.それでもだめなら、同じく上記のサイトにあるように
/usrにX11ではなくX11R6などのフォルダがあるなら、
htk/env/env.linuxの中を
SETENV -HTKLF ‘L/usr/X11R6/lib’
のようにX関係のライブラリがおいてある場所に書き換えます。


3.それでもそれでもだめなら
xorg-x11* libX* libfontencをインストールします。
私はこれでうまくいきました。




今回の教訓


まず、技術的な面(技術というほどでもないかもしれませんが)ですが、
make時に
/usr/bin/ld: cannot find -l??というエラーが出た場合、
??というパッケージに関連するライブラリが足りていないことを表しています。


つまり、今後同じエラーが出た場合、
yum install ??
で解決出来る可能性が高いということです。


次に、問題解決に関して。こっちの気付きの方が遥かに重要でした。
そもそも、何か問題にぶつかったら、

  1. 1.問題を詳細に把握する。
  2. 2.過去の問題との類似点を探す。(類似例があれば、その時の解決法を真似する)
  3. 3.ある程度の時間考えてもダメなら人に聞く。


くらいはテンプレートとして頭に入っているものだと自分で思ってましたが、
1と3が見事なまでに出来ていませんでした。


1に関しては、出てきたエラーを細かく読んでいませんでした。
これは、エラーが多すぎて辟易していたことや、どうせ分からないだろうという諦めからきているのだと思います。
まず、どんな問題が起こっているのか分からないと、動きようがないのは当然でした。


3に関しては、長い時間悩みすぎだったと思います。
「ある程度の時間」というのは、どんなに長くても1時間が限度だと感じます。
1時間悩んでも解けない問題は、前提が間違っていたり、必要な知識が足りていないなど、「考える」ステージに立っていない場合がほとんどです。


なぜ新人は聞きに来ないのか? - teruyastarはかく語りき


ちょうどこの記事を読んだこともあり、今回のエラーはいい材料になったと思います。
頭で反省し、身体で改善していきたいですね。