意志力第5章

・やはり、ビクトリア時代の「意志力は筋肉のように疲労し、鍛えることが出来る」
という価値観が、現代の脳科学リバイバルしている。

p168.自己コントロールの実験
1.2週間姿勢に気をつけたグループ
2.2週間食べたものを記録したグループ
3.2週間プラス感情を保つようにしたグループ
→3のグループは意志力強化に結びつかず、1,2のグループは意志力が鍛えられた。
特に1の効果が高かった。


p170.この実験によって自己コントロールには2種類の強さがあるという
重大な事実が明らかになった。それは「パワー」と「スタミナ」だ。
→上記1のグループは、意志力(=筋肉)自体が強化されていた訳ではなかったが、
意志力のスタミナが強化されていた。


p171.手始めにすぐに出来るのは、ふだん何気なくしている作業を、利き手ではない方の手で
やってみることだ。
もう一つのトレーニング法は、話し方を変えてみることだ。たとえば完全文だけを話すようにする。
→ただ、これらの方法は継続するのが難しいことが分かっている。


p175.ある領域で自分を抑えることを練習すると、生活のあらゆる面がよくなるらしい。


p181.自己コントロールにおける最大の課題
→自制心を数日や数週間ではなく、何年も持ち続けること。モチベーション。
→そのためには、タイプの違う耐久アーティストが用いているテクニックが必要。